新球場観戦レポート(5/3 対ヤクルト戦)

2009年5月3日(日曜日)

…って事でGWの陣、新球場観戦の3回目に行ってきました。
今回は観戦オフだったので内野自由席です。

・自由席組にとって、早起きは三文の得?
FF初日とは言え、GWのカードで満員は必至のゲームで自由席という事で、今日は早起きして自由席向けの開門時間の午後10時過ぎに球場入りしたんデスが、これがなかなか快適でした(´ー`)。

まず、先週の阪神戦でも感じた通り、新球場になってからは思ったより客の集合が遅いです。
今日もチケット完売になった満員御礼だったものの、まだ10時台のうちは自由席の座席に随分と余裕が感じられたので。



↑指定席が開放されてないからガラガラなのが気持ちいい^^。

↑もちろんゲーム開始時には満員。

                                    ↑GWって事で鯉のぼり。

続いては、この時間だとカープ選手が打撃練習中という事。旧市民球場では2時間前開門で、ちょうどビジターの練習中だったという事もあり、今年からは早く来ればカープ側の打撃練習が見られてお徳感アップって所でしょーか。そんな訳で、緒方がバントの指導してる所も見られます^^。








                                    ↑未だ1軍に残ってるルーキー、岩本。



↑もちろん緒方様も。






もう1つは、グッズショップや選手プロデュース食品などの行列必至の行列も、この時間帯だと比較的空いていて入りやすいという事。
…ただ、駅から新球場までの道中の売店はまだ準備が出来ていない所が多いみたいで、結局朝食代わりにと思っていたブラウンバーガーは準備が出来なくて食べ逃してしまいましたがね(´Д`)。

ともあれ、三文の得って事でメリットを3つ程並べてみたものの、内野自由席の場合は早く来た方が色々得ではありますかね。指定席の場合は試合開始2時間前まで座れないので、あまり早く来るとしばらくコンコースで立っている羽目になりますが(でも、入れる事は入れる)。

・観戦3回目にして、ようやく選手プロデュース食品を食べました。
…って事で、早めにやって来た今日はチャンスとばかりに、今まで諦めていた選手プロデュースのメニューが売られているバックスタンド裏の売店まで行って来ました。
10時半頃に行った時は既にそれなりに行列は出来ていたものの、やはり昼前よりは遙かに少なく、何とか15〜20分程度の待ち時間で買えました。



んで、最初に買ったのは、やっぱりファンとしては外せない、倉選手会長プロデュースの若鶏もも肉おろしポン酢丼。早速食べてみた印象としては、さっぱり系で美味いっちゃ美味いけど、何だか酸味がキツ過ぎる感じでしたかね(´Д`)。京都出身の倉家に伝わるレシピって割には、この濃い味付けはちょっと疑問が無くはないものの、やっぱり球場メニューだけにビールに合う様にアレンジされてるって事でしょーか。

並んでる間に感じた人気具合としては、マエケンやきそばが一番人気で、この若鶏もも肉おろしポン酢丼も思ったより注文数が多い印象。逆に、前田様のが選手人気の割には控えめって感じですかね。まぁ確かに、これよりボリュームがあるカープラーメンが650円なのを考えると、1000円出して熊本ラーメンってのはちょっとCP的に微妙な部分はあるのかも(´Д`)。

…とりあえず、ファンアイテムとしては一度は食べておけって感じのものなんでしょーが、ぶっちゃけてしまうと、同じ1000円なら選手応援弁当を買った方がお腹いっぱいになるので(´Д`)、一度食べると充分って感じはありますかねー^^;。今後もメニューは19種まで増えるそうなので、行列は維持されていきそうですが。

ちなみに、個人的には次はお好み焼きをチェック予定。
旧市民球場は広島の球場にしては、あまりにも寂しいものだったけど、今回は店内の鉄板で焼いたのを出す事になっただけにちと期待してたりして。

・また、今日もトラブル発生(´Д`)。
さて、開幕から何かと大小を問わずにトラブルが発生している新球場での試合進行デスが、今日も不意打ち気味に1つ。シュルツの登板時、スクリーンには井生の映像が。
まぁ、ピッチャー井生ってのも何となく見てみたい気もしたものの、これは完全に人災っすね(´Д`)。つか、スイッチャーのインターフェイスとかが刷新されてまだ慣れていないのかもしれないけど、そろそろ笑って許される時期は終わりだろうし、再発防止して下さいな。
このままだと、新球場だけで珍プレー集が作れそうだし(いや、それはそれで欲しいけど^^;)。

・先発は篠田かと思えば、ペローン青木。
今日の先発は、カープはローテ通りの篠田…かと思えば、肩の張りで登録抹消になっていた模様(;´Д`)。となると、序盤にゲームを壊してしまう事で定評のある長谷川かペローンのどちらかになると思っていたら、青木高の方でした(´Д`)。
…いやまぁ、結構酷い書き方だけど、実際席に座っていると後ろの子供から「ええ〜?今日青木なん?負けるわ〜」ってぼやき聞こえてきてたので、ファンからの信頼は大分失ってるのは間違い無い所で、挽回を期待したい所っすね。
ヤクルトの方は、プロ3年めのドラ1ルーキーで帝京時代は松本高とチームメイト、そして青学卒という事で小窪の先輩にも当たる高市。

そして、これが今日のスターティングオーダー。
カープ:東出(4)、赤松(8)、天谷(9)、栗原(3)、マクレーン(7)、シーボル(5)、石原(2)、梵(6)、青木高(1)。
ヤクルト:福地(7)、宮本(6)、青木(8)、デントナ(3)、館山(9)、畠山(5)、相川(2)、田中浩(4)、高市(1)。




カープは昨日、広島デビュー戦で豪快なアーチを見せた新助っ人、マクレーンが5番起用。
つか、カープのスタメンで外人選手の名前が2人並んだのはシーツ、ラロッカ先生以来ですかね。また、マクレーンはまだ慣れていないからか、練習中もシーボルの側を離れようとしないのがちょっと笑ってしまったり。シーボル先生にとっては、生き残りを賭けたライバルだろうに^^;。


↑新助っ人、マクレーン。破壊力不足を補えるか?



↑まだ慣れていないからか、シーボル先生の側から離れないマクレーン^^;。
←初めて見た申ユニ。



ヤクルトは、相変わらず嫌な上位打線。でも、田中浩がそろそろ牛島監督時代の村田の如く、高田監督から、「9番の次の打順は何だ?」とでも聞かれそうっすね^^;。
あと、ヤクルトの相川を生で見るのは初めてなので、これもそれなりに楽しみ。


↑ヤクルトでは初めて見る相川。さて…。

■おまけ1:今日の表彰式。





■おまけ2:今日の試合前のスライリー。



←今日は小道具無し。

・ぺローン青木は一応及第点…なのかな?
さて、そのペローン青木の今日のピッチング内容は、まず初回にカープの天敵福地と、選手会長の宮本を連続で見逃し三振、3番の青木も旧市民球場だと危なかったものの、レフトフライに抑えての上々の立ち上がり。2回表は2死満塁のピンチを迎えてしまうものの、直球と速めに落ちる変化球の切れ味が抜群で、トータルで言えば5回2失点と、先発としては最低限の仕事は果たしたと言えるんじゃないでしょーか。




…ただ、その5回表の2失点が味方が2点を先制した直後ってのが良くないですわな(´Д`)。しかも、4番の一発での先制で、このままゲームの主導権を奪おうかって時に。
東出のファインプレーもあって逆転こそはされなかったものの、ここはやっぱり詰めが甘いなって部分は感じるので、及第点で良しとすべきかは微妙って辺りですかね。

←天敵を打ち崩したのは良かったんだけどね…。

・やっぱり貧打で高市を打ち崩せず。
一方、ヤクルト先発高市の方は4回裏に先制されながらも後続を断って6回を2失点と、勝ち星は付かなかったものの、こちらは文句無く及第点って所デスかね。
ただ、スライダーのキレは結構凄かった印象はあるものの、やっぱりそんなに押さえ込まれる相手なのかなぁ…?という疑問は尽きなかったり。直球が殆ど140km超える事は無く、直球と変化球での強い緩急も感じなかったので、高市が頑張ったというよりは、やっぱりカープ打線の貧弱さを指摘すべきなのかなーと。
また、今日は胸元の高めの内角のストライクが良く入っていて、ヤクルトバッテリーは上手く利用していたってのもあるんでしょうけどね(´Д`)。



・マクレーンは結構使い物になるかも。
さて、昨日は推定130メートルの特大弾を2階席へ叩き込んだというマクレーン。今日は残念ながらノーヒットだったものの、ただ選球眼が良くてボール球に手を出さずにフルカウントまで持ち込んでいる姿を見ていると、思ったより使い物になるんじゃないですかね。無闇に振り回す大味な扇風機って訳でも無さそうなので、日本野球に慣れてくればそこそこ打ちそう。
ただ、守備力やシュアさで言えばシーボル先生の方が上なので、右の代打の切り札としての起用もアリとは思うけど。

←とりあえず扇風機では無さそう。

・栗原はまだ病み上がりであのアーチは凄い。
そして、注目と言えばこのカードから先発復帰した4番栗原デスが、今日は4回裏に天谷を置いて先頭打者ホームランと、いきなりヒーロー候補に(´ー`)。
ただ守りの方では結構ぎこちなさを感じたし、8回裏の2死1、2塁では空振り三振とまだまだ病み上がりというか、腰を庇って全力プレイが出来ていない印象はあるものの、それ故にこの状態で広い新球場のスタンドまで叩き込めるのは凄いの一言。
まぁ、これはどっかの元25みたいに力任せじゃなくて、ちゃんとミートの技術が高いから出来る芸当なんでしょーけどね。まだ70%程度って感じなので、一日も早い完全復活を望みたい所で。

ちなみに最近は東出、赤松の1、2番コンビが注目されているものの、3番天谷と4番栗原も結構上手く噛み合っている印象が。天谷は3番には多少非力ながら、繋ぎやチャンスメイクが上手いので、栗原が本調子になれば、こちらもいずれ注目されてくるんじゃないかと。東出から栗原までジグザグ打線だし。

・守備は高いモチベーションでやってるね。
先週の阪神戦ではファインプレーの大盤振る舞いだったものの、今日も3回表にカープの天敵である福地の打球を梵がダイビングキャッチで止めて凡打、続けて選手会長宮本のライトへの大飛球を天谷がランニングキャッチと連続でファインプレー。
その他も、失点した5回表でもギリギリ届かなかったものの、東出がダイビングキャッチを試みた後で、デントナのタイムリーで同点に追いつかれ、更に青木が一気にホームを陥れて逆転しようとした所で、中継を受けた同じく東出の見事なバックホームで刺して今度こそタッチアウトにしたりと、選手が守備に関しては高いモテベーションでプレイしているのを感じました。
打てないからしっかり守れってのもあるんでしょーが、必死さが伝わってくるので見ていて清々しいです。
…ただまぁ、やはり怪我には気を付けて欲しいデスがね(´Д`)。

・中継ぎ陣は抜群の安定感。しかし、それ故に悔やまれる失投。
5回裏に代打が送られたペローン青木に続いて、6回表から送り出されたのは梅津。そして、その梅津があっさりと3人で抑えた後は横山、シュルツと続く訳デスが、左のリリーフが不在の中で、ここまで中継ぎ陣が安定してるってのは凄いんじゃないかと。特に去年微妙だったシュルツは去年と比べて球速、制球共に向上して、きっちりと勝ちパターンの系統に組み込める様になったし。



↑今年の中継ぎは質が高い。

ただ、それ故に8回表の横山の失投は悔やまれますかね(´Д`)。7回、8回とあの青木に投げた甘い一投以外は完璧だっただけに。まぁ勿論、2イニング目という事を考慮しても横山を責められるものでもないですが。野手が打点出来ないから、横山をもう1イニング引っ張る羽目になった訳だし。

■おまけ3:今日のCCダンスとスライリー。





・かつての野村謙二郎を彷彿とさせる執念を見せた琢朗。しかし…。
7回裏では代打で嶋がスタンバイしていたんデスが、結局打席が回らずに8回裏の先頭が投手の打席となってしまった為に、予想通り石井琢朗が代打で登場。
ここで求められてるのは、誰がどう見ても先頭打者の出塁で、琢朗はその期待通りにストライク先行でガンガンと押してくる五十嵐の速球をファールでカットしながらフルカウントまでの粘りを見せる真骨頂を見せるものの、結局セカンドの深い所へのゴロとなり、最後は往年の野村謙二郎の姿を彷彿とさせる執念のヘッドスライディングを見せるものの、残念ながらタッチアウト。しかし、一流として名を馳せたベテランらしい粘りと気迫の打席に、ベンチへ戻る途中に惜しみ無い拍手が飛んでました。こういうのが、お金を払ってまでも見るべきプロのプレーというものですわな。
そして、その琢朗の気合いは次の東出に伝わったのか、技ありのヒットで出塁と、しっかりとベンチのムードも鼓舞したしで、本当に広島に来てくれて良かったなーとは思いました。

ただ、たらればの話は仕方がないとしても、それ故にあそこで琢朗がセーフだったら同点には追いついてたんじゃないかなぁ…と思うと、返す返すも無念ではあるんデスけどね(´Д`)。



■おまけ4:今日のラッキーセブン。



↑左右のどちらもクリックすると大きな画像が出ます。



・最後は林昌勇で締められてゲームセット。つか、8回は五十嵐だったのね(´Д`)。
ともあれ、無得点に終わった8回裏に続いて、9回裏は守護神の林昌勇が登場し、きっちりと3人で抑えられてゲームセット。相変わらず林昌勇のサイドからアンダー気味のモーションから放り込まれるMAX150km超えの速球は脅威っすね(;´Д`)。



…んで、結局7回以降は木田、五十嵐、林昌勇と無得点で抑えられてはしまったものの、正直に言えば実は8回裏に五十嵐が投げてたってに気付いたのは、帰ってスコアを見た後だったり(´Д`)。琢朗の打席でも、ずっと木田が投げてたのかと思って、「結構無駄球多いなー、木田も」とか思ってたりして。
まぁ、実際に球場へ行ってどんだけーってもあるものの、ただ五十嵐も随分と存在感が薄れたなーと。昔だったら、コールされたら敵地だろうと場内でどよめきが起きてたのに。

←お久しぶりの五十嵐だったのね^^;。

・チャンスで打てない所か、チャンスメイクすら出来てなかったから、勝てってのは無理(´Д`)。
いずれにしても惜しくも破れた敗因は、昨日の打ち疲れか貧打ってのは最終スコアが証明しているものの、ただ今日の場合は試合を通じて先頭打者が出たのは、栗原がHRを打った4回裏のみと、タイムリー欠乏症以前にチャンスメイクすらマトモに出来てなかったので、結果論で言えばこれで勝てっていう方が無理っすね(´Д`)。
中でも、天谷とシーボル先生がそこそこコンスタントにヒット打ってるので、下位打線のシーボル先生の出塁をどう生かすかってのも鍵になるんでしょーけど。つか、マクレーンとシーボルの打順は逆でもいいんじゃないかなーと思ったり。

←シーボル先生のシュアさが生きてない…。

・相川は横浜時代より手強くなってる…。
後は、個人的に注目していた、元横浜正捕手の相川に関しては、やっぱ手強いっすね。
昨日は2つも盗塁阻止されてしまったってのもあるけど、リードに関しても何か外角一辺倒だった横浜時代と比べて配球が読みにくくなってるし、打撃も相変わらず3割程度は打って来てるので、古田が引退後に正捕手不足が続いていたヤクルトなものの、相川の加入で今年はちと手強くなってるのかなーと。
今年は中日や阪神が弱体化してる分、ダークホースになる可能性もあるので油断大敵って感じで。




↑りざると。点差以上に完敗…。

次はマイミクのながやんさんと5/17予定です。
一塁側内野砂被り席なので、勝てばヒーロー選手とハイタッチ出来る、緒方様辺りがヒーローとなれば途端にプレミアムチケットと化すんですが…^^;。

■おまけ5:今日の試合後。


↑やっぱり4箇所は少ない気がする。

                                    ↑球場のすぐ近くで売ってる、紅白のカープたいやき。流行のもちもち系。
    

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